猫の特発性膀胱炎の原因のひとつとして、ストレスがあります。そういったことから、ストレス軽減を期待して、L-トリプトファン、加水分解ミルクプロテインを含みます。ストレスが原因であるような心当たりがあれば、c/dマルチケアよりも、こちらの方が良いかもしれません。ストルバイトとシュウ酸カルシウム、どちらも心配な場合にも、無難に選択しやすいフードです。尿検査がまだ行うことができず、確定診断がついていない場合、診断がつくまでの間の管理に使うことも可能です。妊娠/授乳期、成長期は、使用を避けましょう。維持食向きではありますが定期的に尿検査をしましょう。尿石症の治療において、かつおぶしや市販の缶詰などを混ぜて与えるのは、せっかくの療法食の意味がなくなってしまうので、やめましょう。食べてくれない場合は、他のメーカーも含め、「猫ちゃんが好んで食べてくれる『療法食』を探す」か、「同じ尿石症に対応した療法食の缶詰やパウチなどのウェットフードをトッピングする」などして、工夫するようにしてみて下さい。